My Dictionary

動物
いわし
sardine
  • ニシン目ニシン科のマイワシとウルメイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシの3種を指す。
  • 別の科に属する魚でも、トウゴロウイワシやハダカイワシ、ソトオリイワシ、カライワシ、ソトイワシなど、形態の似た魚をイワシということもある。
  • 外国では、北アメリカ西岸のカリフォルニアサーディン、南アメリカ西岸のアンチョベータ、ヨーロッパのピルチャードとスプラットが重要な食用イワシ類となっている。
  • ウルメイワシ
    • ウルメイワシ
      • マイワシによく似ているが、マイワシより大きく、全長30cmに達する。
      • ビッグアイサーディンともよばれるように、目がやや大きく、周囲の皮膚からのびる脂瞼(しけん)と呼ばれる透明な膜に覆われている。
        • このため、目がうるんだように見えることからウルメイワシと名づけられた。
      • 脂肪が少ないため、生食するより干物のほうが味がよい。
      • 大型のものはウルメ節に加工される。
        • 鰹節のように香りは強くないが、すばらしい味のだし汁がとれる。
    • キビナゴ
      • ウルメイワシ科に属する小型のイワシで、全長およそ10cm。
      • 新鮮なものは酢味噌で生食してとても美味。
      • 稚魚はシラスにされるが、成魚は煮干しにされることが多い。
  • カタクチイワシ
    • カタクチイワシ
      • 小型のイワシで、大きくても全長は15cm。
      • 下顎(したあご)が著しく小さく、上顎がつきでているために「片口」の名がつけられた。
      • シラス(白子)はほとんどがカタクチイワシの稚魚で、シラス干しやたたみいわしとされる。
      • カエリとよばれる幼魚や、未成魚は煮干しに加工される。
      • 成魚は目刺しに向く。
      • また、マイワシ同様、養殖魚の飼料や、肥料などに使われるフィッシュミール(魚粉)とされる。
      • 資源量が多く、自然界でも大型魚の餌(えさ)動物として重要な位置を占めている。
    • アンチョビー
      • アンチョビーはカタクチイワシと近縁で、ヨーロッパ近海、地中海に分布する。
      • また南アメリカの西北岸に分布し、ペルーアンチョビーともよばれるアンチョベータは、ペルー1国で900万t以上の漁獲量があり、世界の最多漁獲種となっている。
      • 塩蔵後、オリーブオイルにつけたものもアンチョビーとよばれ、さまざまな料理に使われる。
        • 塩蔵発酵したものはアンチョビーソースの材料となる。
  • 参考:エンカルタ2007
関連HP
市場魚貝類図鑑
・・・マイワシ
・・・ウルメイワシ
・・・カタクチイワシ
WEB魚図鑑
・・・マイワシ
・・・ウルメイワシ
・・・カタクチイワシ
2010.05.26