スペイン・人物 |
カザルス |
Pablo Casals |
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- 1876(明治9)年-1973(昭和48)年
- 現代チェロ奏法を確立し、この楽器の重要性を飛躍的に高めた。
- カザルス・トリオは、20世紀前半最高の室内楽トリオと謳(うた)われた。
- 歴史
- 1919(大正8)年、パウ・カザルス管弦楽団をバルセロナに創設し、自ら指揮者となってカタルニャ文化の発展に尽力する。
- 1936(昭和11)年、スペイン内乱が勃発(ぼっぱつ)したため活動を中断。
- 共和国政府の崩壊後、フランコ将軍のファシスト政府を嫌ってフランスに亡命し、ピレネー山中のプラド村に住む。
- 1950(昭和25)年から同村でバッハ記念音楽祭を開催。
- 1956(昭和31)年、プエルトリコ(アメリカ自治領)のサンフアンに移住する。
- 1957(昭和32)年から年1回、同地でカザルス音楽祭を開催。
- 1961(昭和36)年、公開レッスンのため来日。
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- カザルスの名を冠したカザルスホール
- 1987(昭和62)年、日本初の室内楽専用ホールとして株式会社主婦の友社が出資する会社によって東京都千代田区に開設される。
- 2007(平成19)年、日本大学が所有。
- 再開発に伴い存続が問題となっており、2010(平成22)年には使用が停止されている。
- 末永い使用を条件として、カザルス夫人からスペインの国家的英雄であるカザルスの名の使用許諾を受けたという経緯もあり、国際問題に発展しかねない状態になっているという。 (2010時点)
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関連HP |
日本大学カザルスホール |
■カザルスの胸像 まつもと市民芸術館(長野県松本市)
2010/10/11 |
2011.01.26 |