インド・料理
ガラム・マサラ garam masala
  • ヒンディー語の「辛い混合物」という意味をもつ、北インドで料理に使う香辛料。
  • インドのおふくろの味で、それぞれの家庭の好みに合わせて芳香性のスパイスや辛味性のスパイスが混合されているので、家庭の数だけ色々な香味のガラム・マサラが存在し、標準的レシピというものはない。
    • 一般的には3〜10種類のスパイスを混ぜて作られ、芳香性スパイスとしてはナツメグ、カルダモン、クローブ、シナモン、クミン、コリアンダーなど、辛味性スパイスとしてはジンジャー、ブラックペパー、レッドペパー、ガーリックなどが使われている。
    • カレー粉と違い、調理の終わりごろに加えられるのが普通であるが、各家庭ではもっとも多目的に使えるもので、使い方はいくつもあり、調理中に使ったり、料理が出来上がってから香りをつけるためにかけたりもする。
  • インドでは料理のたびにスパイスを焙煎、剥皮(はくひ)、水漬(みずづけ)など各スパイスごとに様々な前処理をした後に、石臼(いしうす)で砕き混ぜ合わせて毎日の料理に用いてきた。
    • このように調理準備が大変なので、貯蔵ブレンド・スパイスであるガラム・マサラが発達し、商品としても売られるようになってきた。
  • 北インドの地方では粉末混合物が多く、南インドではペースト状のものが多くみられる。
  • 参考:YAHOO!百科事典
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2011.10.11

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