- もともと京劇は、安徽省(あんきしょう)に発達した徽劇(きげき)をベースに北京で大成された地方劇だが、今では北京をはじめ各地方で上演されている。
- 1790年(日本-江戸時代中期)、清の乾隆帝(けんりゅうてい)の80歳の誕生日を祝うために豪商がスポンサーとなって、初めて徽劇が北京で演じられたのが始まり。
- 光緒帝(こうしょてい)や西太后は熱心な京劇ファンで、その庇護を受けて宮廷演劇として発展した。
- 現代中国では、文化大革命中に政治目的で変質させられたが、今は政府の古典伝統劇保護政策のもとで活力を取り戻している。
- 京劇の演目は約1300種といわれ、殷代以前から現代までの様々な伝説、小説、史書、史実に取材している。
- 京劇俳優をめざす者は、10歳前後で専門の養成機関である戯曲学校に入学する。
|