栃木県栃木市の記事
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2010.06.09
  • 「北蔵」活用 宙に/栃木市の町おこし策
  •  栃木市が、市内に残る歴史的建造物の「北蔵」を活用して中心市街地の活性化を図ろうと進めてきた事業計画が、宙に浮いていることがわかった。
    • 経済不況による経営不振のためという。事業を担う予定だった民間業者が今月、辞退を申し出たため。 
  • 栃木市が昨年、民間から計画案を公募。
    • 市内の茶販売会社と小山高専の共同提案による「とちぎ歴史文化まちづくりセンター」案が採用された。
    • 計画では、小山高専の学生たちは町づくりや町並み保存、観光に関する情報発信、地域や団体の交流、体験教室などのラウンジやスタジオの運営を担当。
    • 茶販売会社は和風喫茶などを担うことになっていた。
asahi.com
2010.05.03
  • 品種開発「イチゴ王国」守れ
  • いちご王国・栃木のエース「とちおとめ」が、激しい競争にさらされている。
    • 消費者のニーズが多様化するなかで、福岡や佐賀など他県で開発された新品種が、次々ととちおとめに挑戦状を突きつけてくる。
    • 王国を守ろうと県が目指すのは、とちおとめの良さを受け継ぎ、新たな魅力を持つ品種の開発。
    • 全国で初めてのいちご研究所で、ポスト「とちおとめ」探しが始まっている。 
  • 東京・丸の内の百貨店。
    • 「とちおとめ」を含め、多くの品種のイチゴが並ぶなかで、ひときわ目立つ所に置かれていたのが福岡県産の「あまおう」。
      • 真っ赤な発色で大粒なのが特徴。
      • とちおとめの強力なライバルとして人気を競いあう。
    • ほかにも市場には佐賀県の「さがほのか」、静岡県の「紅ほっぺ」といった各県が独自開発した有力品種が次々登場。
      • イチゴの世界は「戦国時代」の様相。 
  • とちおとめは大衆向け。あまおうは高級ブランドというイメージが強くなっている」と、都内でイチゴを専門に扱う卸会社の担当者。
    •  あまおうの高級ブランド化は、産地の生産戦略も大きく影響しているという。
      • 福岡県はあまおうの生産を県内に限定。
      • その理由について、「栽培が難しく、安定してよいものを作るために目が行き届くようにした」と同県園芸振興課。
      • 量が限られるということが希少価値を高めた。 
  •  「イチゴ王国の座を不動としたい」。
    • 2008(平成20)年、栃木市の県農業試験場栃木分場に生まれた「いちご研究所」の開所式で福田知事が力を込めた。
    • 期待されるのはポスト「とちおとめ」の開発。
    • 「運以外は万全な態勢が整った」と、研究者。