2010.05.03 |
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- いちご王国・栃木のエース「とちおとめ」が、激しい競争にさらされている。
- 消費者のニーズが多様化するなかで、福岡や佐賀など他県で開発された新品種が、次々ととちおとめに挑戦状を突きつけてくる。
- 王国を守ろうと県が目指すのは、とちおとめの良さを受け継ぎ、新たな魅力を持つ品種の開発。
- 全国で初めてのいちご研究所で、ポスト「とちおとめ」探しが始まっている。
- 東京・丸の内の百貨店。
- 「とちおとめ」を含め、多くの品種のイチゴが並ぶなかで、ひときわ目立つ所に置かれていたのが福岡県産の「あまおう」。
- 真っ赤な発色で大粒なのが特徴。
- とちおとめの強力なライバルとして人気を競いあう。
- ほかにも市場には佐賀県の「さがほのか」、静岡県の「紅ほっぺ」といった各県が独自開発した有力品種が次々登場。
- 「とちおとめは大衆向け。あまおうは高級ブランドというイメージが強くなっている」と、都内でイチゴを専門に扱う卸会社の担当者。
- あまおうの高級ブランド化は、産地の生産戦略も大きく影響しているという。
- 福岡県はあまおうの生産を県内に限定。
- その理由について、「栽培が難しく、安定してよいものを作るために目が行き届くようにした」と同県園芸振興課。
- 量が限られるということが希少価値を高めた。
- 「イチゴ王国の座を不動としたい」。
- 2008(平成20)年、栃木市の県農業試験場栃木分場に生まれた「いちご研究所」の開所式で福田知事が力を込めた。
- 期待されるのはポスト「とちおとめ」の開発。
- 「運以外は万全な態勢が整った」と、研究者。
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