長野県
御柱祭 おんばしらさい
  • 長野県にある諏訪大社の上社(かみしゃ)本宮(ほんみや)(諏訪市)前宮(まえみや)(茅野市)、下宮(しもみや)春宮(はるみや)(下諏訪町)秋宮(あきみや)(下諏訪町)の各宮の4隅に立つ神木(しんぼく)を取り替える祭り。
    • この神木を御柱(おんばしら)と呼ぶ。
  • 日本三大奇祭の一つといわれる。
  • 祭りの正式名称は「諏訪大社式年造営御柱大祭」。
  • 7年に一度、申(さる)と寅(とら)の年に行われる。
  • 記録では1200年前(平安時代初期)から行われているという。
  • 4月から5月にかけて行われる。
  • 長さ20m、太さ3m、重さ10トンの(もみ)の木を御用林から切り出す。
  • 祭りの見せ場
    • 山出し
      • 専門の曳き子が御柱を曳いて山道を下る。
      • 木落とし
        • 急な坂から木に人が乗ったまま滑り落とす。
          • この時、下敷きになって死者が出たこともある。
      • 川越し
        • 川の中を越えていく。
    • 里曳き
      • 町の中を、曳き子に観光客も混じって、御柱に付けられた綱を引っ張ってひきずっていく。
      • 建御柱(たておんばしら)
        • 神社の4隅に木を立てる。
  • 御柱祭スケジュール (2010年の場合)
    • 下社 仮見立て(神木選定) 3年前5月
    • 下社 本見立て 2年前5月
    • 上社 仮見立て 2年前9月
    • 下社 伐採    1年前5月
    • 上社 本見立て 1年前6月
    • 上社 伐採 3月
    • 上社山出し (4/2-4)
    • 下社山出し (4/9-11)
    • 上社里曳き (5/2-4)
    • 下社 宝殿遷座祭 (5/7)
    • 下社里曳き (5/8-10)
    • 上社 宝殿遷座祭 (6/15)
  • 近年の死亡事故
    • 2010(平成22)年
      • 下社春宮(下諏訪町)にて、建て御柱の途中、先端から落下し2人が死亡。
    • 1992(平成4)年
      • 下社の木落としで曳き子が死亡。
    • 1986(昭和61)年
      • 下社の木落としで、見物客の女性が落石に当たり死亡。
    • 1980(昭和55)年
      • 上社里曳きの建て御柱で梃子(てこ)係の男性が下敷きとなり死亡。
  • 小宮の御柱
    • 諏訪大社の御柱祭と同じ年、または前後の年に、長野県各所の神社や小さな社などで小規模な御柱祭が行われる。
    • 1968(昭和43)年の調査では諏訪周辺の市町村で162件が確認されたという。
公式HP
御柱祭
上社本宮の御柱(長野県諏訪市)

2010/2/22
上社前宮の御柱(長野県茅野市)

2007/1/10
下社秋宮の御柱(長野県下諏訪町)

2005/6/6
2010.08.13

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