- 1970(昭和45-)年代に長野県が開発したもので、高級魚が好まれる時代には安価なアルプスサーモンは忘れ去られていたが、40年ほどが経過して再び注目されるようになっている。
- 最大の特徴は、養殖によって「3倍体」のニジマスをつくりだしたこと。
- ニジマスは通常2倍体(2対の染色体を持つ)であるが、受精卵に刺激を与えることで「4倍体」の個体が生まれる。
- これと通常の2倍体とを掛け合わせることで、「3倍体」のニジマスが生まれた。
- 3倍体は、成長後の個体差が少なく、病気にも強い。
- 肉質の良い魚を高い歩留まりで養殖することができる。
- 流水を利用しているために身は引き締まり、口に入れるとさっぱりとした脂が広がる。
- 2008(平成20)年に販売を始め、「地産地消」の流れの中で学校給食に採用され、旅館や飲食店からの注文も続いている。
- 飯島町の隣の高森町では地域活性化として「アルプスサーモン丼」を考案し、売り出している。
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