- 由比ヶ浜(ゆいがはま)と七里ヶ浜の間にある小さな崎(みさき)。
- 遭難:
- 1910年(明治43)1月23日、逗子開成中学(現、逗子開成学園)の生徒12人が、ボートで江の島に渡り、戻る途中、転覆し全員死亡した。
- 『真白き富士の根(七里ヶ浜の哀歌)』は有名な唄である。
- 逗子に療養で滞在していた教師の三角錫子(みすみすずこ)はこの悲報を聞き、賛美歌に歌詞をつけた。
- 大正時代には全国にひろまった。
- 歌詞:
- 真白き富士の根 緑の江の島
仰ぎみるも 今は涙
帰らぬ十二の 雄々しきみ魂に
捧げまつる 胸と心
ボートは沈みぬ 千尋の海原
風も波も 小さきかいな腕に
力もつき果て 呼ぶ名は父母
恨みは深し 七里ヶ浜
- 国の史跡「新田義貞徒渉伝説地」
- 1333年、鎌倉幕府を滅亡に導く、新田義貞による「鎌倉攻め」の際、難所だった稲村ヶ崎。
- 新田義貞が念じて剣を海に投げ込むと、潮が引いて干潟となり、容易に進軍できたという伝説の地。
- サーフィンのメッカでもあり、海水浴場としても知られていたが、砂の流失により、2003(平成15)年以来、海水浴場としては使われなくなったという。
- 稲村ジェーン
- 1990(平成2)年公開の、サザンオールスターズの桑田佳祐(くわた けいすけ)による初監督映画「稲村ジェーン」の舞台としても知られる。
- ジェーンは台風(ジェーン台風)からきている。
|