揚水発電 |
ようすいはつでん the generation of electricity by pumping-up |
- 水力発電の一種で、夜に余っている電力で、下部のダムから上部のダムに水を汲み上げ、電気の必要な昼間に上部ダムからの落差で発電を行うシステム。
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- 水力発電はダムに溜めた水を落として発電するもの(流込み式)が主流だと思っていたら実は逆で、水力発電のほとんどが、この揚水発電だという。
- 揚水発電は、発電する電力よりも、水の汲み上げに必要な電力が1.4倍必要だという。
- それでは、なぜ揚水発電が必要なのか。
- 日本の発電のメイン部分は原子力発電が占める。原子力発電は、安全のために電力需要によって発電量を変えるわけにはいかない。
- 次に火力発電によって発電量を補う。しかし、火力発電は発電量を変えるのに4時間かかる。
- そこで揚水発電は、立ち上がりがわずか5分のため、電力需要の変動の穴埋めのために使われる。
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- 沖縄やんばる海水揚水発電所(沖縄県国頭村)
- 世界初の海の水を使った揚水発電所。
- 1999年(平成11)完成。
- 神流川(かんながわ)発電所(長野県南相木村)
- 世界最大出力(282万kw)の揚水発電所。
- 2005年(平成17)完成予定。
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■水殿ダム(長野県松本市)
2007/8/10 |
■新高瀬川地下発電所(長野県大町市)
2005/5/31 |
■葛野川発電所(山梨県大月市)
2005/5/26 |
2010.2.3 |
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