歴史
特別攻撃隊 とくべつこうげきたい
  • 太平洋戦争の末期、爆薬を積んだ航空機、潜航艇による体当たり攻撃を行うために特別に編成された部隊。
  • 特攻隊(とっこうたい)と略称され、この攻撃を「特攻」と呼んだ。
  • 命中率の高さと大きな破壊力が期待され、当初は戦果を納めたが、対抗手段の向上により効果は薄れていった。
  • 連合軍の反攻作戦の前に対抗手段を失った日本では、1944(昭和19)年夏ごろから必死必中の気運が高まり、人間爆弾「桜花」、特攻専用機「剣(つるぎ)」、人間魚雷「回天」、ベニヤ板製モーターボート「震洋」など様々な特攻兵器が開発された。
    • 10月にアメリカ軍のフィリピン上陸作戦が始まると、レイテ湾海戦で神風(しんぷう)特別攻撃隊が初めて編成され、250kg爆弾を積んだ航空機は、パイロットもろとも体当たりしてアメリカ艦艇に大きな被害を与えた。
  • アメリカ兵はこれを「カミカゼ」といって恐れた。
  • 以後、沖縄戦をはじめとして特攻は日本のおもな戦法となり、終戦までに航空機の突入・未帰還機数は約2500機、回天の発進数は50基にのぼった。
    • しかし、アメリカ軍のレーダー網の整備や対抗手段の向上によって、のちの戦果は著しく低下した。
  • 参考:エンカルタ2007
関連HP
特攻隊戦没者慰霊平和祈念協会
神風
海軍特攻隊の想い出「蒼空の果てに」
回天特攻隊
■特攻に散った市井の人物の慰霊碑・・・あづみ野池田クラフトパーク(長野県池田町)

2011/5/25
■ロケット特攻機「桜花」・・・遊就館(靖国神社境内)(東京都新宿区)

2005/9/1
■人間魚雷「回天」・・・遊就館(靖国神社境内)(東京都新宿区)

2005/9/1
■船底で爆発させる・・・遊就館(靖国神社境内)(東京都新宿区)

2005/9/1
2010.07.13

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