植物 |
蘭 |
らん
Orchid |
- 南極地域とユーラシアの最も乾燥した砂漠地帯をのぞき世界中に分布する単子葉植物ラン科の総称。
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- 熱帯地方の属と種は非常に多様でよくわかっていない。
- そのうえ複雑な科であるため、種の数は1万5千〜2万5千、属の数は400〜800と分類法により開きがある。
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- 生態上の分類
- 着生ラン
- 樹木や岩石に根をはって生育するラン。
- 熱帯産のカトレア、オンシジウム、デンドロビウムなどと、日本産のセッコク、フウラン、ナゴランなどがある。
- 地生ラン
- 地中に根をはって生育するラン。
- 熱帯・亜熱帯産のものには、シンビジウム、カランセ、パフィオペディルムなどがある。
- 日本に自生するものには、アツモリソウ、クマガイソウ、エビネ、シュンラン、シラン、キンラン、ギンラン、スズムシソウ、サギソウ、トキソウ、トンボソウ、ハクサンチドリ、ウチョウラン、ホテイラン、ミヤマチドリなどがある。
- 寄生ラン
- ほかの植物に寄生して生活するラン。
- 腐生ランともいう。
- オニノヤガラ、ツチアケビ、ムヨウランなどに代表される。
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- 園芸上の分類
- 大きく、東洋ランと洋ランに分けられる。
- 東洋ラン
- 日本、中国、台湾に自生するシュンラン、カンラン、ホウサイランなどから優秀なものを選抜して育成したもの。
- 「原種のもつ自然美を生かして育成する」という特徴がある。
- 洋ラン
- ヨーロッパで品種改良して日本に入ってきた多数の園芸品種の総称。
- 母種の原産地は東南アジアや中南米の熱帯地域。
- 「人工的に交配改良し、豪華絢爛(ごうかけんらん)な花を主眼とする」という特徴がある。
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関連 |
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関連HP |
世界らん展日本大賞 |
2010.10.14 |