植物・食品 |
ジャガイモ |
じゃがいも
Potato |
- 馬につける鈴に似ていることから馬鈴薯(ばれいしょ)とも呼ばれる、ナス科の多年草。
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- デンプン質の塊茎(イモ)は、世界の温帯地方のほとんどの国で必需食物とされ、イモ類では世界一の生産量を持つ。
- 茎や葉と同様に、イモの側芽にも、ナス属の特徴である有毒なアルカロイドの一種のソラニンが多量に含まれる。
- 歴史
- ペルーのアンデス山地が原産のジャガイモは、インカ帝国の重要な食用作物だった。
- 16世紀(日本-戦国時代)にインカを侵略したスペイン人によってヨーロッパに持ち込まれた。
- 当初は観賞用であったが、しだいに食用の価値が認められ、17世紀(日本-江戸時代前期)にはほぼ全ヨーロッパで栽培されるようになった。
- 18世紀初め(日本-江戸時代中期)に北アメリカにも渡来し、1719年にニューハンプシャー州で栽培が始まったとされる。
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- 日本での歴史
- ジャガイモが日本へ入ってきたのは、サツマイモより早く、1598(慶長3)年(安土桃山時代末期)とされる(1603年説もある)。
- オランダ船によってジャワのジャガトラ港から長崎に入って、「ジャガタライモ」と呼ばれ、ジャガイモの語源となった。
- 17世紀(江戸時代前期)になって、何度かの飢饉におそわれ、穀物の代用作物としてひろく栽培されるようになった。
- 明治政府になると、アメリカから良質の品種を積極的に導入し、栽培面積も収穫量も増えていった。
- 現在、ジャガイモの代表品種とされる「男爵(だんしゃく)」は、明治後期にアメリカから取り入れたものがもとになっている。
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関連HP |
独立行政法人農畜産業振興機構
・・・野菜
・・・・・・野菜図鑑
・・・・・・・・・ばれいしょ |
■特産のジャガイモの味噌揚げジャガイモ 払沢の滝まつりにて(東京都檜原村)
2010/8/21 |
■特産のジャガイモを使ったじゃがバーガー 払沢の滝まつりにて(東京都檜原村)
2010/8/21 |
2010.8.25 |
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