植物
ポピー Poppy
  • ケシ科、ケシ属の総称。
  • ケシ属はヨーロッパからアジアを中心に分布する一年草または多年草で、約80種が知られる。
    • この仲間には、白色の乳液があり、ケシなどのようにアヘンの原料となる種類もあるが、一般的な園芸品種にはその成分は含まれていない。
  • 切り花や花壇用に栽培されるのはおもに以下の3種。
  • アイスランドポピー( ICELAND POPPY )
    • 切り花でポピーというとこの種を指す。
    • シベリア原産の多年草で、シベリアヒナゲシとも呼ばれる。
    • 暑さに弱いので園芸上は一年草として扱われる。
    • 花期は3〜5月だが、房総半島の館山市(たてやまし)(千葉県)などの花畑では切り花用や観光用として、2〜3月に花を咲かせている。
    • 次々に花をつけて風にゆらぐ姿がユニークなため、花壇にもよく利用される。
  • オニゲシ(鬼罌粟) (ORIENTAL POPPY)
    • 西南アジア原産の多年草で、オリエンタルポピーとも呼ばれる。
    • 初夏の花で、花壇によく使われる。
    • 花期は5〜6月。
    • 夏の暑さにやや弱いが、寒さには強く、戸外で越冬する。
  • ヒナゲシ(雛罌粟) (FIELD POPPY)
    • ヨーロッパ中部原産の一年草で、原生地では原野を彩る野草や麦畑の雑草として知られる。
    • 日本へは江戸時代に渡来し、現在は花壇などで利用される。
    • 花色が豊富で、あでやかさと華やかさがあり、歴史上の三大美女のひとりといわれる中国の項羽の寵姫(ちょうき)、虞美人(ぐびじん)にちなんでグビジンソウ(虞美人草)の名もある。
    • 花期は5〜7月。
    • ヨーロッパでは古くは花を煎じて、うがい薬や鎮咳剤に用いられた。
  • 参考:エンカルタ2007
関連HP
みんなの広場(国営昭和記念公園)(東京都立川市)

2007/4/7
2011.06.05

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