植物
ココヤシ Coconut Palm
  • 熱帯地域に広く分布するヤシ科の高木。
  • 高さ30mにまで生長することがある。
  • ココヤシの果実をココナッツという。
    • 果実は、10〜20個あるいはそれ以上が房になってつく。
    • 成熟したココナッツは長さ約30cm、卵形で、外側に厚い繊維質の殻皮、内側に堅い殻がある。
  • 利用
    • ココナッツ
      • (じん)
        • 内側の殻の中身で、白い脂肪質の胚乳(はいにゅう)部があり、これを乾燥してコプラが作られる。
          • コプラからは、石鹸やろうそくの製造に使う油が採れる。
        • 仁の中には甘みのある乳液が入っている。
        • 生または調理したココナッツの胚乳は、熱帯では重要な食料となっている。
      • ココナッツの外殻の繊維であるコイヤーは、ロープを作るのに作られる。
    • 新芽
      • キャベツヤシとして知られる新芽は珍味とされ、それを採るためにしばしば木が切られる。
      • 若い茎の中心部も多汁で食用になる。
    • 樹液
      • ほかのいくつかのヤシ類と同様、トディと呼ばれる樹液は熱帯の国々で好まれる飲み物で、そのまま、または数時間発酵させてから飲む。
      • アラックと呼ばれるヤシ酒もアルコール飲料で、発酵した樹液を蒸留して作る。
      • ココヤシの木の根には麻薬成分が含まれていて、この根を噛むこともある。
      • ココヤシの葉を乾燥したものは屋根を葺(ふ)くのに使われ、小さな葉を編んで敷物、衝立(ついたて)、バスケットを作る。
  • 参考:エンカルタ2007
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