植物
ジャーマンアイリス German Iris
  • アヤメ科、アヤメ属の多年草で、ひげアイリスと呼ばれる原種群を複雑に交雑してできた園芸品種群の総称。
  • ひげアイリスはおもに地中海周辺と西アジアに分布し、根茎があり、外花被(がいかひ:萼(がく)と花弁)の基部中央にひげ状の突起がある。
  • ジャーマンアイリスは、欧米ではBearded Iris(ひげのあるアイリス)と呼ばれるが、交配親の1種のイリス・ゲルマニカが渡来したときに、日本ではジャーマンアイリスの名がつけられたとされる。
  • 育種は1800年代(日本-江戸時代後期〜明治)にドイツやフランスで始まり、現在ではアメリカで多数の優良品種が生まれている。
  • 開花期は5〜6月で、長くのびる花茎の先端に数輪の花がつき、一輪ずつ順に咲く。
  • 花の直径は約20cm、七色の虹と同じくらいの色数があるといわれるほど花色は豊富。
  • 梅雨のころに水辺で咲くハナショウブと異なり、ジャーマンアイリスは五月晴れ(さつきばれ)の時期に、日当たりのよい乾燥気味の花壇などでよく咲く。
  • 多湿に弱いので植え場所には注意が必要。
  • 参考:エンカルタ2007
あずみ野花園(長野県松本市)

2011/5/31
2011.08.11

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