- ひげアイリスはおもに地中海周辺と西アジアに分布し、根茎があり、外花被(がいかひ:萼(がく)と花弁)の基部中央にひげ状の突起がある。
- ジャーマンアイリスは、欧米ではBearded Iris(ひげのあるアイリス)と呼ばれるが、交配親の1種のイリス・ゲルマニカが渡来したときに、日本ではジャーマンアイリスの名がつけられたとされる。
- 育種は1800年代(日本-江戸時代後期〜明治)にドイツやフランスで始まり、現在ではアメリカで多数の優良品種が生まれている。
- 開花期は5〜6月で、長くのびる花茎の先端に数輪の花がつき、一輪ずつ順に咲く。
- 花の直径は約20cm、七色の虹と同じくらいの色数があるといわれるほど花色は豊富。
- 梅雨のころに水辺で咲くハナショウブと異なり、ジャーマンアイリスは五月晴れ(さつきばれ)の時期に、日当たりのよい乾燥気味の花壇などでよく咲く。
- 多湿に弱いので植え場所には注意が必要。
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