植物
がま
Cattail
  • 単子葉植物ガマ科の大形の多年草。
  • 温帯性、熱帯性気候の淡水の沼地に生育し、池の縁(ふち)や湿性公園などで栽培されることもある。
    • 土壌に十分な水分があれば急速に生長して増える。
    • もっともよく見られるガマは高さ1〜2mになる。
    • ほぼ日本各地に自生し、北半球全域とオーストラリアにも広く分布する。
  • 花期は日本では7〜8月。
    • 黄色い雄花の穂のすぐ下に、緑褐色の雌花の穂が接する。
    • 雌花の穂は果実になると赤みを増し、「蒲の穂」と呼ばれる。
    • 熟すと白い綿毛のついた果実を飛び散らす。
  • 昔はガマの穂を布団(ふとん)の芯に入れたり、油を浸(ひた)してろうそくの代用にした。
    • 花粉は薬用(止血剤)になり、茎はすだれや敷物の材料に使う。
    • 別名ミスグサという。
  • コガマ
    • よく似た種類で全体が小さい。
  • ヒメガマ
    • 北半球にひろく分布しており、高さ1〜3m。
    • 雄花の穂と雌花の間が離れている。
    • カリフォルニア、テキサス、メキシコ、アルゼンチンのガマは高さおよそ5m、花序の部分は1mになる。
    • 葉は椅子の座席やマット、カゴなどを作るのに利用される。
  • 参考:エンカルタ2007
矢川緑地(東京都立川市)

2011/9/7
2011.09.10

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