山下清 |
やました きよし |
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- 1922年(大正11)-1971年(昭和46)
- 略歴:
- 東京市に生まれる。
- 小学校5年の時に千葉県にある知的障害児養護施設の八幡学園に入る。
- 学園の嘱託の精神科医でゴッホ研究家でもあった式場隆三郎によってちぎり貼り絵の才能を見出される。
- 1938年(昭和13)〜1939年の展覧会で称賛され、その後、作品は日本全国や朝鮮、中国まで巡回する。
- 1939年(昭和14)に突然、放浪に出て、その後16年間に渡り旅が続く。
- 戦後、再び注目されて「日本のゴッホ」と呼ばれる。
- 1956年(昭和31)の東京大丸の「山下清展」を始めとして全国150ヶ所で巡回展が行われる。
- 1959年(昭和34)に式場隆三郎に連れられて、ヨーロッパ9カ国を訪問する。
- 1971年(昭和46)に49歳で死去する。
- 口癖で色々な尺度に「兵隊の位」を用いた。「これは兵隊の位で言えば大将なんだなぁ」
- 様々な風景画を記憶を元にして作成されたが、アメリカの精神科医のサリバンが著書の『サヴァン症候群』の中で、知的障害を持つ人々の中で驚異的な記憶力などの能力を持つ「イディオ・サバン(白痴の天才)」が存在することを示し、例として山下清も挙げられている。
- 山下清についての映画や舞台があるが、テレビの芦屋雁之助によるドラマ『裸の大将放浪記』は大ヒットし、1980年(昭和55)から1997年(平成9)までの18年間にわたり制作は続いた。
- 主題歌のダ・カーポによる『野に咲く花のように』もヒットした。
- ストーリーとして、最初、街の人は山下清と分からず馬鹿にして、後で清とわかってヘヘェーとなる、まるで水戸黄門のような内容が受けた。
- 2007(平成19)年〜2009(平成21)年まで (2009時点)、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅(つかじ むが)主演により、2代目山下清として年1本程度単発ドラマが放送されている。
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野に咲く花のように・・・試聴(15番目)/YouTube |
■山下清とマリンタワー・・・横浜マリンタワー(神奈川県横浜市中区)
2010/12/24 |
■山下清のタイル壁画「横浜の今昔」 横浜マリンタワー(神奈川県横浜市中区)
2009/12/23 |
■放浪美術館(長野県茅野市)
2006/3/14 |
2011.08.06/2000.03.10 |
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