水引 みずひき
  • 結婚式などの祝儀(しゅうぎ)(吉事)や葬式などの不祝儀(ぶしゅうぎ)(凶事)の際、進物(しんもつ)用の金品を包んだ袋や紙を結ぶ紙製の糸。
  • 細長い和紙をよって紙縒り(こより)をつくり、糊(のり)でかため、張りを持たせてある。
  • 名称の由来は、「水糊を引く」ことからきている。
  • 祝儀
      • 金銀、紅白、金赤の組み合わせの糸を使う。
        • 金銀の組み合わせは婚礼だけに使う。
        • 金赤は、どちらかというと略式の場合に使うことが多い。
    • 結び方
      • 結婚式・病気の全快祝い
        • 二度と繰り返されないよう結び切りにしたうえ、端をピンとはねるような形にする。
      • 一般的な祝い事
        • 喜びが重複するようにと、5本一組の糸を蝶結び(返し結び)や花結びにする。
  • 不祝儀
      • 黒白、藍白、黄白、銀色だけ、白色だけの糸を使う。
    • 結び方
      • 葬式
        • 二度と凶事が繰り返されないよう結び切りにするが、端をたらすようにする。
        • 正式には。水引を結ぶ場合には、赤と黒は必ず向かって右側にくるように結ぶ。
  • 略式
    • のし紙や祝儀袋などに水引が印刷されているものもあり、これを略式で使う場合もある。
  • 2009(平成21)年、ブラジル・リオデジャネイロに破れた2016(平成28)年東京オリンピック招致活動では、シンボルデザインに水引が使われた。
関連
  • 水引の生産シェア全国7割・・・長野県
関連HP
飯田水引協同組合(長野県飯田市)
■水引をデザインした垂れ幕・・・東京都庁第一庁舎にて(東京都新宿区)

  • 水引がデザインされているオリンピック招致の垂れ幕。
2011.01.14

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