- 搭乗員、乗客、発動機などを搭載するためのゴンドラが1個または数個ついている。
- 飛行船は、気球から発達した。
- 歴史
- 1852年(日本-幕末)、フランスの技術者で発明家のヘンリー・ジファールが作った飛行船が初めて成功した。
- 長さ44mの太い葉巻たばこ形をした軟式ガス袋を用い、蒸気エンジンに付けたプロペラで推進する飛行船でパリの上空を時速10kmで飛行した。
- 1900(明治33)年、ドイツの発明家フェルディナント・フォン・ツェッペリンが、彼の最初の飛行船を完成した。
- 1910(明治43)年、ツェッペリン飛行船ドイッチュラント号によって最初の商業的な航空輸送の定期便が開始された。
- 第1次世界大戦の初めころは、10機のツェッペリン飛行船がドイツで運航していた。
- 1918(大正7)までにツェッペリン飛行船は全部で67機製作された。
- 1928(昭和3)年、アメリカ海軍は長さが239mの飛行船を購入した。
- この飛行船は、5機の偵察機が飛行中に離着陸できる格納庫を船体の中に備えていた。
- ドイツが製作した有名なヒンデンブルク号は、長さ245mだった。
- 1936(昭和11)年、定期便として10回大西洋を横断飛行したのち、翌1937(昭和12)年、アメリカ・ニュージャージー州レークハーストに着陸しようとしたとき、爆発炎上した。
- この事故で、35人の乗客と1人の地上勤務員が死亡した。
- 現在では、飛行船は、おもに宣伝などに使われることが多い。
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