地質
片岩
(結晶片岩)
へんがん
けっしょうへんがん
Schist
一般に、
結晶片岩
ともいう。
変成岩
の一種で、とくに
雲母
などの鉱物が薄い板状に配列して、その面に沿って割れやすい性質をもつ結晶質の岩石。
板状に割れやすいこのような構造を
片理
と呼ぶ。
構成する鉱物の種類によって
石英片岩
、
雲母片岩
などという。
変成岩の元の岩石の種類から、
泥質片岩
、
砂質片岩
などとも呼ぶ場合がある。
色によって、
緑色片岩
などとも呼ぶ。
これは、緑泥石という鉱物を多く含み、元の岩石は玄武岩質の岩石であることが多い。
変成作用をさらに強く受けると、結晶粒が大きく縞
(しま)
状組織を持つ
片麻岩
になる。
参考:エンカルタ2007
■
紅簾片岩
(埼玉県皆野町)
2010/6/2
■緑色片岩である三波石で有名な
三波石峡
(群馬県藤岡市)
2010/5/9
2010.07.18
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