ガソリン |
Gasoline |
- 揮発油ともいい、おもに自動車で内燃機関の燃料として使われる軽質の液状炭化水素の混合物。
|
- 原油を分留したもののうち沸点が30〜200°Cのものをナフサというが、そのうち火花点火に適するように成分を調整したもの。
- ドイツ語ではベンジンというが、日本でベンジンという場合は、ナフサの内、さらに低沸点(150°Cまで)のものを指す。
- 原油からの分留以外に、天然ガスや石炭からなどいくつかの製法がある。
- ガソリンスタンドで販売されるガソリンは軽油や灯油と区別するため、オレンジ色に着色されている。
|
- オクタン価
- 内燃機関の燃焼室で、燃料と空気の混合気が高温と高圧によって点火の前に発火するために生じる金属を叩くような騒音や損傷をノッキングというが、高圧縮エンジンに使用するには、ノッキングを防止して、むらなく完全に燃焼するガソリンが望ましい。
- ガソリンのノッキングの起こりにくさをいうアンチノック性は、ガソリンの効率に直接に関係し、オクタン価で表示する。
- オクタン価とは、イソオクタンのオクタン価を100とし、ヘプタンのオクタン価を0とするもので、測定するガソリンとイソオクタンとヘプタンの混合物とを比較して、ガソリンと同等の混合物に含まれるオクタンの比率をいう。
- オクタン価が高いほどノッキングは起こりにくい。
- アンチノック剤
- どのようなガソリンでも、四エチル鉛や四メチル鉛などの物質を添加することで、さらにオクタン価を改善することができる。
- ノッキングを起こしにくくするガソリンの添加物を、アンチノック剤という。
- このような添加物を混合したガソリン(有鉛ガソリン)から鉛が排出されることは、人体にとって危険であるとともに、排気ガスの浄化に使う触媒を劣化させる。
- これにより、ガソリンのノッキング性を減少させる新技術の研究に拍車をかけた。
- 低鉛ガソリンは、1970年代に、大気汚染への一般の関心が高まった結果として出現した。
- ヨーロッパ各国でも、この傾向にあり、日本でも1975(昭和50)年にレギュラーガソリンへの鉛化合物の添加が禁止され、現在、公道を走る自動車用のガソリンはすべて無鉛ガソリンになっている。
|
- 自動車用ガソリン
- レギュラーガソリン
- 高オクタン価ガソリン
- 「ハイオクタンガソリン」「ハイオク」と呼ばれる。
- オクタン価が高くノッキングが起こりにくいため、スポーツカーなど高性能エンジン車に使われる。
- レギュラーガソリン車にハイオクを入れても問題ないが、ハイオク専用エンジン車にレギュラーガソリンを入れると故障する場合がある。
|
|
関連 |
|
関連HP |
ガソリン価格比較 gogo.gs |
それゆけ!石油探検隊
・・・ガソリン |
2010.11.14 |
|