- 一種のお遊びであるが、脇役でありながら独特の存在感を占めるケースが多いため、遠目からでもはっきりと分かる、大理石、貝殻などに浮き彫りを施した装飾品であるカメオからそう呼ばれるようになった。
- cameoには「名場面」「山場」という意味もある。
- カメオ出演で最も有名なのは、自身の映画で、毎作品に出演したサスペンス映画の巨匠、アメリカのアルフレッド・ヒッチコック監督(1899(明治32)年-1980(昭和55)年)。
- 「救命艇」(1944(昭和19)年公開)では、救命ボートだけという限定された舞台のため、カメオ出演がしにくかった。
- そのため当初、水死体に、というアイデアもあったが、最終的には新聞のやせ薬のモデルの写真として登場した。
- そのやせ薬はどこで売っているのかと問い合わせが殺到したという。
- ヒッチコックが出ていることが有名となり、観客がヒッチコックがどこに出ているかを探すため、肝心の筋がわからなくなってしまうことから、映画の冒頭で出演するようにしたという。
- 日本映画では、スポンサーなど様々なしがらみから、カメオ出演という言葉はあまり使わず、「特別出演」「友情出演」などの言葉が使われるらしい。
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