五・一五事件 |
ごいちごじけん
一般的には、「ごーいちごーじけん」 |
- 1932(昭和7)年5月15日、海軍急進派の青年将校たちを中心として、陸軍士官学校候補生、血盟団員などが起こしたクーデター事件。
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- 政財界要人の「一人一殺」をねらった右翼団体による血盟団事件の3カ月後に起きた。
- 軍部が直接政治を動かす体制にすることを目的とし、犬養毅首相を射殺したが、他の目的は失敗する。
- 犬養首相が「話せばわかる」と制止したのに対して、「問答無用、うて」というやりとりが当時の流行語となる。
- クーデターは失敗したが、政府の弱体ぶりを批判した軍部の発言力は増し、海軍大将の斎藤実を首班とする挙国一致内閣を成立させ、政党政治は終わる。
- 参加した民間人に比べ、軍人の刑は軽く、このことが1936(昭和11)年の2・26事件につながることになる。
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2010.02.10 |