魚 |
山女
山女魚 |
やまめ |
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- 本州および九州地方の河川上流域の、夏でも水温が20℃前後に保たれる水域で一生を過ごす。
- イワナと共存する河川では、一般にヤマメが渓流の中でも下流側の部分にすみ分けをして生息する。
- 保護を目的で管理されている河川では10月〜4月頃までが禁漁期間となっている。
- サクラマス
- 気候が寒冷化した氷河期などに北から南へと海づたいに分布を広げてきたものと思われる、ヤマメと遺伝的には同じ特徴をもつ集団で、北日本でサクラマスと呼ばれている魚。
- 海で1年〜1年半を過ごす間に全長50cm前後まで成長し、産卵のために川に戻る。
- 関東地方や近畿地方以西では、ほとんどの個体が川で性成熟してヤマメとなる。
- アマゴ
- 四国の南岸から伊豆半島東岸に至る太平洋岸と瀬戸内海沿岸には、ヤマメの分布の空白地帯が広がっている。
- この地域の河川上流部には、ヤマメの体側や背部に赤色の小斑点をちりばめたような姿のアマゴが分布している。
- アマゴの一部は川から海や湖に下る習性を持ち、海に下るものはサツキマスと呼ばれる。
- 琵琶湖(滋賀県)に下るものはビワマスと呼ばれるが、遺伝的には他のサクラマス類とはやや異なっている。
- 魚の分類学上では、かつて混乱していたが、現在では上記の魚すべて一括してサクラマスあるいはサクラマス類という1つの種とみなしているという。
- ヤマメ類の減少
- かつては、アマゴとヤマメの性質の違いが軽視されていたために、人の手による交雑によって自然分布は乱されてしまったという。
- 全国の河川に建設された無数のダムによって回遊が妨げられたため存続が困難になっている。
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- ヤマメ料理
- 塩焼きが一般的だが、燻製や甘露煮、味噌汁にしてもおいしい。
- 現在では、旅館や料理店などで提供されるヤマメの大半は養殖物。
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関連HP |
市場魚貝図鑑
・・・ヤマメ |
WEB魚図鑑
・・・ヤマメ |
■国営アルプスあづみ野公園テーマ展示館(長野県安曇野市)
2011/12/14 |
■道の駅富士川ふるさと工芸館で(山梨県身延町)
2010/10/28 |
■ヤマメの塩焼き・・・払沢の滝まつりにて(東京都檜原村)
2010/8/21 |
■神流川と三波石峡資料館(埼玉県神川町)
2010/5/9 |
■ヤマメの塩焼き・・・藤倉つつじ祭りにて(東京都檜原村)
2010/4/11 |
2010.04.27 |
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