鸛 |
こうのとり
Stork |
- サギやトキに近いコウノトリ科のおよそ19種の鳥の総称。
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- 大型で足が長く、足ゆびには水かきがある。
- 和名でコウノトリとよばれる種はユーラシア産の渡り鳥で、おもにアムール川流域で繁殖し、中国南部の長江流域や韓国、台湾などで越冬するが、まれに日本にも飛来することがある。
- ヨーロッパで単にstorkといえばこの種ではなく、日本でいうシュバシコウ(英名:White stork)の方を指す。
- かつては日本に広く留鳥としても生息していたが、生息数が激減したため1953(昭和28)年に国の天然記念物に、1956(昭和31)年に特別天然記念物に指定された。
- 1971(昭和46)年、日本における野生のコウノトリは消滅した。
- その後、旧ソ連産などの個体をもとに兵庫県豊岡市にある県立コウノトリの郷公園(さとこうえん)の付属飼育施設コウノトリ保護増殖センターで、人工飼育が続けられている。
- また、2005(平成17)年より、人工飼育のコウノトリを放鳥して再野生化を目指す取り組みが行われている。
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- ヨーロッパでは、「赤ちゃんはコウノトリのくちばしで運ばれてくる」「コウノトリが住み着いた家には幸福が訪れる」という伝承があり、日本でも特に「赤ちゃん・・・」はよく知られている。
- 1993(平成5)、日本の皇太子は婚約会見で、「コウノトリのご機嫌に任せて」と応えた。
- 実際の言い伝えはコウノトリではなかったとも。
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関連HP |
兵庫県立コウノトリの郷公園 |
コウノトリ市民研究所 |
■ニホンコウノトリ・・・上野動物園(東京都台東区)
2009/11/20 |
■ニホンコウノトリ(Oriental White Stork)・・・多摩動物公園(東京都日野市)
2009/10/30 |
2009.12.16 |
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