- リーマン・ブラザーズが経営危機に直面したのは、アメリカ国内の低所得者層向け住宅ローン(サブプライムローン)の証券化商品を大量に抱えていたところに、住宅バブル崩壊が起こり、2008年6月に入って株価が急落したため。
- 世界のほとんどの国の株式相場が暴落し、金融システム不安から国際的な金融収縮が起きた。
- 株価暴落による逆資産効果は世界最大の消費国アメリカで深刻な消費減退を招き、対米輸出不振を通じて、アメリカばかりでなくヨーロッパ、日本が第二次世界大戦後初の同時マイナス成長に陥った。
- 経済外交の舞台が主要8か国・地域(G8)会議から、中国、インドなど新興国を含む20か国・地域(G20)会議へ交代する契機となった。
|