- らせん階段を登ったコンクリートの丘の上にあるのでプー・カオ・トーン(黄金の丘)と呼ばれる。
- 19世紀にバンコク市内にコレラが蔓延し大量の死者が発生し、この寺はそのときの死体置き場になっていた。
- 死体は犬や鳥に食い散らされ、頂上まで続く外壁のらせん状の階段の上り口あたりはこの世の地獄を思わせる惨状になっていたという。
- 現在も階段片側の壁は一種の墓地になっていて、埋め込まれている写真の裏側には遺骨が納められている。
- タイには死者を墓地に埋葬する習慣がなく(華人は別)、火葬した後の遺骨は近くの寺院の仏塔の中に人の区別なく納めてしまうというが、地位や金のある人はこのような形で墓のようなものを作り、故人を偲ぶという。
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