- チヂミの呼称は慶尚道で話される東南方言に由来するもので、韓国の標準語ではプッチムゲまたはジョンとし、いずれも「平たく伸ばして焼いたもの」という意味。
- 標準的な翻字は「チジム」となるが、日本では「チヂミ」の表記が一般的。
- 地方によって様々なプッチムゲがあるが、日本で一般的に知られる「チヂミ」は薄く外側はパリっと、内側はもちっとした食感のものであり、タレにつけて食べる。
- 日本では大抵の韓国料理店で食べることができるほか、スーパーなどでチジミの粉が売られいる。
- 作り方
- 小麦粉・米粉・水・卵にタマネギ・ニラ・ニンジン・ネギなど適当な具を混ぜ合わせ、タネを作る。
- これにキムチを加えると「キムチチヂミ」、イカやカキなどの海産物を入れると「海鮮チヂミ」になる。
- お好み焼きよりも水を多めに加え、やや緩めに作るのが薄く焼くコツ。
- 熱したフライパンに多めのごま油かサラダ油を引き、タネを流し入れ強火で揚げるように焼き、焦げ目が付いたら弱火で火を通す。
- 仕上がりの際にフライパンの肌にさらにごま油を垂らし、香りをつけるとなお香ばしくなる。
- タレは醤油・酢・ごま油・コチュジャン・胡麻・刻みネギなどを好みで合わせて作る。
- 包丁で焼いたチヂミに切れ目を入れ、タレにつけて食べる。
- チヂミとパジョン
- 日本ではよく、チヂミとパジョンが混同されることがあるが、パジョンとはプッチムゲ(慶尚道ではチジム)の一種であるジョンのうち、ネギを使用したもの。
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