シュトルーヴェの測地弧 しゅとるーゔぇのそくちこ
Struve Geodetic Arc
  • ドイツ出身のロシアの天文学者、フリードリヒ・ゲオルク・ヴィルヘルム・フォン・シュトルーヴェ(1793-1864)が中心となって、1816年から1855年(日本-江戸時代後期)にかけて地球の大きさを測量するために2800kmにわたって設置された三角点群。
  • 265か所の測量点のうち34か所が、2005(平成17)年に世界遺産に登録された。
  • 当時はスウェーデン=ノルウェーとロシア帝国の2カ国にまたがるものだったが、現在は10カ国にまたがっている。
    • 北端は北極海に面するハンメルフェスト(ノルウェー)。
    • 南端は黒海に近いスタラ・ネクラシウカ(ウクライナ)。
    • 北端と南端には、事業の完成を祝して建てられた記念碑があるが、その他は岩に印をつけたものが多い。
    • またがる国
      • ノルウェー(北端)
      • スウェーデン
      • フィンランド
      • ロシア
      • エストニア
      • ラトビア
      • リトアニア
      • ベラルーシ
      • モルドバ
      • ウクライナ(南端)
  • 測量結果から割り出された「地球の大きさと形」の理論は、明治政府がヨーロッパの測量技術とともに導入し、2002(平成14)年にGPSが採用されるまで、あらゆる日本地図の基になっていた。
関連HP
ユネスコ資料(ページ)
TBS「THE世界遺産」
・・・シュトルーヴェの測地弧
2010.04.14

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