中国・ネパール
エベレスト
チョモランマ
Everest
Chomolungma
  • ヒマラヤ山脈のネパールと中国チベット自治区の国境上にある世界最高峰。
  • 名称英語名のエベレストは、1830〜43年(日本-江戸時代後期)イギリス領インドの測量局長官を務め、1841年に初めてこの山の位置と標高を記録したジョージ・エベレスト卿の名にちなむ。
    • チョモランマはチベット名で「神々の母」を意味する。
      • チョモランマは中国語表記で「珠穆朗瑪峰」。
    • ネパール名はサガルマータで「大空の頭」を意味する。
    • 日本ではかつてエベレストとだけしか呼ばれていなかったが、1988(昭和63)年の日本テレビ山頂生中継あたりからチョモランマと呼ばれることが多くなった。
  • 標高
    • 1999(平成11)年、全米地理学協会(ナショナル・ジオグラフィック・ソサエティ)はGPS測量により標高8850mと発表。
    • 中国は2005(平成17)年、雪面を含めない測定値8844.43mとした。
    • しかしネパールはこれらを認めておらず、1954(昭和29)年のインドによる12カ所の測定値の平均である8848mを公式値としている。
    • 温暖化による雪面の変化や地殻変動により標高が変化していると考えられている。
  • 登頂の歴史
    • 1922(大正11)年、初めてイギリス隊が登頂を試み、雪崩によって7人が死亡し断念した。
      • これ以降イギリス隊は4度の失敗を重ねる。
    • 1933(昭和8)年、スコットランド貴族、ダグラス・ハミルトンがむき出しの複葉機により初めて頂上を撮影。
    • 1953(昭和28)年、イギリス隊のニュージーランド人のヒラリー(1919(大正8)年-2008(平成20)年)とネパール人ガイドのテンジン・ノルゲイが初登頂に成功。
      • ヒラリーはこの功績でイギリス王室よりナイトの爵位を授与された。
      • ヒラリーは1995(平成7)年にイギリス最高勲章を授与されている。
    • 1970(昭和45)年、植村直己らの日本隊初登頂。
    • 1975(昭和50)年、田部井淳子が女性初登頂。
    • 1978(昭和53)年、無酸素初登頂。
    • 1980(昭和55)年、冬季初登頂。
    • 1988(昭和63)年、日本テレビによる世界初の山頂生中継
    • 1995(平成7)年、日本大学隊が最後の難関といわれた北東稜からの登頂に成功。
    • 2005(平成17)年、ヘリコプターにより山頂に数分間の着地成功。
    • 2008(平成20)年、76歳の最高齢登頂。
    • 2010(平成22)年、13歳の最年少登頂。
  • 登山ルートには120体の遭難者の凍結遺体が放置(回収できない)されている。
    • 遭難死の7割は下山時で、死亡率は約5%だという。
  • 登山料
    • ネパール政府に登山料を払う。
    • ルートにより値段は変わり、最安ルートは日本円で1人約240万円。
  • 年齢制限
    • 危険との批判からネパール側は16歳以上、中国側は13歳が登頂した直後、18歳から60歳までに限定した。
  • 参考:エンカルタ2007/Wikipedia
関連HP
エベレストからの360度眺望
コンデ・リゾート(4200mの世界最高所ホテル)
「2011 栗城史多 エベレスト挑戦」特設ページ(2011.09時点)
エベレストに放置された日本のゴミ - 野口健 -(環境goo)
地球の宝石箱にて(長野県塩尻市)

2011/5/18
2011.09.28

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