佐 |
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
- 助ける(たすく)。
- わきから手を添えて支える。「補佐」
- わきからの助け
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日本語での特別な意味 |
- すけ。四等官で、衛門府・兵衛府の第二位
- 旧軍隊・自衛隊で、将に次ぐ階級。
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解字 |
- 左は「手+工」の会意文字。工作の際、右手に添えて支えるので工印を加えた。
- 右は物をかかえてかばう働きをする右手のこと。
- のち、左は、ひだり、右はみぎという単純な意味に專用されるようになったので、佐と佑の字で、その動作を示すようになった。
- 佐は「人+音符左(サ)」。
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沙 |
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
- 砂。まさご。細かくばらばらの石が集まった砂。非常に細かい石。いさご。また、砂浜。砂原。水や草のない砂地の荒原。砂漠。
- よなげる(よなぐ)。細かい物を水に入れて洗い、悪い物を捨て去りよい物を選びとる。《類義語》⇒汰(タ)。「沙汰(サタ)」
- 砂のようなきわめて細かい物に冠することば。「沙糖(サトウ)(=砂糖)」
- ざらざらしている様。しわがれる。
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解字 |
- 「水+少(小さい)」で、水に洗われて小さくばらばらになった砂。
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釵 |
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
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解字 |
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坐 |
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音読み |
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訓読み |
- すわる
- いながらにして
- すずろに
- そぞろに
- おわします
- おわす
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意味 |
- すわる。こしかける。ひざを曲げて席につく。
- {名詞}座席。《同義語》⇒座。
- 関わり合いで刑罰を受ける。「坐罪=罪に坐す」「連坐(レンザ)(=連座。罰を受ける人との関係を問われて、いっしょに罰を受ける)」
- 原告と被告との対座する立会裁判。また、その立会人。
- (ザシテ)いながらにして。何もしないでいて。労せずして。
- (ザシテ)無為のままで。なすところなく。「坐待死=坐して死を待つ」
- すずろに。そぞろに。なにするともなく。なんとなく。▽「そぞろ歩き(漫歩)」の語に現在も残る。
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日本語での特別な意味 |
- おわします。おわす。「いる」「ある」「行く」「来る」の敬語。「寛(クツロ)ぎて坐します」
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解字 |
- 「人+人+土」で、人が地上にしりをつけることを示す。
- すわって身たけを短くする意を含む。▽のち、名詞的な意味をあらわすことばには座を用いたが、常用漢字では、動詞・名詞ともに座に統一した。
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参考 |
- 「座」に書き換えることがある。「座・座視・座礁・端座・連座・座州」
- ▽もと、「坐」は「すわる」の意で動詞的に用い、「座」は「すわる場所」の意で名詞的に用いたが、常用漢字では、動詞・名詞ともに座に統一した。
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蔡 |
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
- 小さな雑草。《類義語》⇒芥(カイ)。
- 法則。
- 占いに用いる大きな亀(カメ)。
- 周代の国名。今の河南省上蔡県の西南にあった。楚(ソ)に滅ぼされた。
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解字 |
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炸 |
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
- はじける(はじく)。火の強い力でさっと割れる。「炸裂(サクレツ)」
- 《俗語》あげる(あぐ)。強い火でさっと食べ物を油であげる。《類義語》⇒炒
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解字 |
- 乍(サク)・(サ)は、さっと物が割れたり、さっと切れめがはいったりするさま。
- 炸は「火+音符乍」で、火力によってさっとはじけること。
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