鹵 |
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
- 塩地。アルカリ性の塩分を含んだ土地。しおつち。▽中国の山西省から西北辺地にかけて多い不毛の地のこと。《同義語》⇒滷。「鹵沢(ロタク)」「大鹵(ダイロ)(今の山西省大原付近)」
- 塩。岩塩。塩類。▽地中から出る天然の結晶を鹵といい、海水からとったのを塩という。
- 岩塩のようにぼろぼろして質があらい。間ぬけ。《同義語》⇒魯(ロ)。《対語》⇒精・雅。
- つかまえて奪う。とらえる。▽虜(リョ)・掠(リャク)に当てた用法。
- 楯。矢をふせぐ、大型のたて。▽櫓(ロ)に当てた用法。
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解字 |
- 象形文字。点々とアルカリのふき出たさまを描いたもの。
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艫 |
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
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解字 |
- 「舟+音符盧(ロ)(つぼ型のくぼみ)」。
- くぼんだ船尾が原義で、船首とするのは誤用。
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盧 |
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
- つぼ。まるいつぼ型の飯器。まるいつぼを壺盧(コロ)といい、火を入れるつぼを炉という。
- まるいつぼ型をした小屋。▽廬(ロ)に当てた用法。
- まるくかこった酒売り台。▽跨(ロ)に当てた用法。
- くろい(くろし)。くらいようにくろい。《類義語》→黒。
- ひとみ。くろいひとみ。《類義語》⇒瞳(ドウ)。
- 昔のばくちで使った白黒の牌(ふだ)。五枚一組で、黒と白に色を塗り、さいころを投げて全部黒く出たのを盧といい、それが勝つ。
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解字 |
- 形声。
- 「入れもの+皿(さら)+音符虎ココ)の略体」で、まるいつぼ型をした飯器のこと。
- 昔は盧一字で壺盧にあたる音をあらわし、のち二字にわけて壺盧と書くようになった。
- うつろなつぼの中が暗い(黒い)ことから、黒い意もあらわす。
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廬 |
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
- いおり。まるいつぼ型の小屋。転じて、粗末な小さい家。《類義語》⇒庵(アン)。
- いえ。農村の質素ないえ。
- いおりをつくる。また、いおりをつくって住む。
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解字 |
- 盧(ロ)は、まるい筒型のつぼのことで、壺盧(コロ)ともいう。
- 廬(ロ)は「广(いえ)+音符盧」で、まるいつぼ型の小屋。
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楼・樓 |
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音読み |
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訓読み |
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名付 |
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意味 |
- たかどの。二階以上の高い建物。「楼台」
- 高くて大きな建造物。「楼船」
- 建物の二階より上。また、その各階。
- やぐら。物見やぐら。「望楼」
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解字 |
- 「木+音符婁(ロウ)(つぎつぎとつながる)」で、一階二階とつながる木造の高い建物。
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臘 |
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
- 年末の祭礼。その年に生じた百物を並べ集め、ひとまとめにまつって年を送る祭り。「臘祭(ロウサイ)」
- 「臘月(ロウゲツ)」とは、臘祭(ロウサイ)のある月ということから、陰暦十二月のこと。
- 僧侶になってからの年数。「僧臘(ソウロウ)」「法臘(ホウロウ)」転じて臈たける。「上臈」
- 《俗語》「臘肉(ラアロウ)」とは、塩漬(ヅ)けにした干し肉のこと。▽冬につくることから。
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解字 |
- 右側の字は、動物のむらがりはえた頭上の毛の総称で、多く集まる意を含む。
- 臘はそれを音符とし、肉をそえた字で、百物を集めてまつる感謝祭である。
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音読み |
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訓読み |
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意味 |
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解字 |
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