キ

禧
音読み	キコ
訓読み	さいわい
意味	幸い、めでたい。
解字	示+音符喜(うれしい)
熙
音読み	キ
訓読み	ひろいあきらかひろめるひろまる
名付け	おき, さと, てる, のり, ひろ, ひろし, ひろむ, よし
意味	ひろい｡あきらか｡光が和やかに広がる様｡盛大な様｡ひろめる｡ひろまる｡光をひろく行きわたらせる｡恩徳が､ひろく行きわたる｡和やかに喜びあう様｡
解字	｢巳(子ども)+火+(音符)熙(ｲ)｣で､頤(あご)の原字｡物を中に包みこむあごを表し､外から包む意味を含む｡火の光が､暖かく幼児を包むようにひろがること｡
穹
音読み	キュウク
訓読み
意味	弓形に広く張ったテント｡広く張って大地をおおう大空｡広く張って大きい｡アーチ形をした様｡また､アーチ形のもの｡

解字	穴(あな)+音符弓(ゆみなりに張る)
陜
音読み	キョウギョウコウ
訓読み	せまい
意味	狭い｡はさまれて狭い｡《同義語》⇒狭｡山あいの狭くなった所｡《同義語》⇒峡･狭｡
解字	｢阜+音符夾(ｷｮｳ)(はさむ)｣
僑
音読み	キョウ, ギョウ
意味	郷里を離れて旅をする人｡また､郷里を離れた旅人のような｡外地に仮住まいする人｡寄留者や出かせぎ人｡背が高い様｡すらりとした様｡
解字	喬(ｷｮｳ)は､高(高い家)の頂上が曲がった形を示す字｡驕(ｷｮｳ)(背の高い馬､たかぶる)･橋(たかいかけ橋)･高(たかい)などと同系の言葉｡僑は｢人+音符喬｣で､高く抜き出て一人立ちする人の意｡転じて､他郷で自活する人のこと｡

欽
音読み	キンコン
訓読み	つつしむ
名付け	うや, こく, ただ, ひとし, まこと, よし
意味	慎む｡体をかたくとじた様をして慎む｡かしこまる｡《類義語》⇒敬｡えらいと思って､かしこまる｡また､尊敬して慕う｡天子に関する物事につける尊敬の言葉｡
解字	金は土中に砂金を含むさま｡含(ふくむ)･吟(ｷﾞﾝ)(声をふくむ)と同系｡欽は｢欠(からだをかがめる)+音符金｣で､表情や動作を外に出さず中に含めて､かしこまってかがむこと｡