音読み
訓読み
  • かり, かりる, かす, かりに, もし, たとい, いとま
意味
  • かり。内容を見せないようにカバーをかけてあること。見せかけ。また、一時だけの間に合わせである様。「仮面」「仮定」
  • うわべをつくろう。
  • 借りる。一時借用する。また、利用する。▽みせかけの意から。《類義語》⇒借。
  • 貸す。一時だけ貸し与える。
  • 仮に。永久的にではなく一時だけ。とりあえず。
  • もし。たとい。仮に…だとすると。
  • いとま。仕事のないあいた時間のこと。▽内容がないの意から。《同義語》⇒暇。
  • 暇な様。《同義語》⇒暇。
解字
  • 假(カ)の右側は「たれたおおい+=印(そろえる意を示す)+手」の会意文字で、手でおおいをあしらい、かぶることをあらわす。
  • 假はそれを音符とし人を加えた字で、仮面をかぶる人間の動作をあらわす。
  • ▽真(中身がつまっている)・填(テン)の反対で、中身がからで表面だけ、一時だけ、みせかけなどの意を含む。
音読み
訓読み
  • いえ
意味
  • 家。
  • 屋根をふいた家。
  • 《同義語》⇒家。
  • 「大廈(タイカ)(大きい家)」
解字
  • 「广(いえ)+音符夏(上から葉がかぶさるとき)」で、上からおおいをかける意を含む。
音読み
訓読み
  • よい
  • よみする
名付け
  • ひろ, よし, よしみ, よみし
意味
  • 良い。けっこうである。▽たっぷりと余る意から、けっこうな、めでたいなどの意となる。
  • 良いと認めて、ほめる。
  • めでたいこと。幸い。めでたい。《対語》⇒凶。《類義語》⇒吉・福。
解字
  • 加は、架(物を上に乗せる)の意を含む。
  • 嘉はそれを音符とし、台のついた器にうずたかく食物を盛ったかたちを加えた字で、ごちそうをたっぷりと上に盛るさま。
  • 善(膳(ゼン)の原字で、ごちそうのこと)がよいの意となったのと同様に、広く、けっこうである、めでたいの意味に転じる。
音読み
  • カイ
訓読み
  • めぐる
  • あつまる
意味
  • めぐる。水がぐるぐると回って去らない。
  • あつまる。水が低い所にあつまるように、輪をなしてあつまる。
  • 川の水が入り込む入り江。
  • 《俗語》為替を組む。
解字
  • 「水+音符隹(かさなり、まるいうず)」の会意兼形声文字で、水が回流すること。
  • 匯は「匚(かこい)+音符淮」で、岸に囲まれた入り江の中を水がぐるぐると回る意味を示す。
音読み
  • カク
訓読み
  • たかどの
名付け
  • はる
意味
  • 扉が行き過ぎないように止める、杭や石。扉止め。
  • たかどの。台脚で支えた建物。宝物や書物をしまっておく高い倉。
  • 台脚で支えた御殿や役所、見晴らし台など。
  • 「内閣」の略。行政の最高機関。
  • 下から木組みで台を支え、その上を歩くようにつくった架道。脚の高い廊下。かけはし。
  • 物を置く棚。
  • 「閣閣」とは、上下に重ねて置いてある様。
解字
  • 「夂(あし)+□印(かたい石)」の会意文字で固い物につかえて足が止まること。
  • 閣は「門+音符各」で、門の扉がつかえて止まるようにした杭や石。
  • 転じて、上部構造を下から支えて止める、脚つきのたかどのや架道のこと。⇒各
音読み
  • カン
  • ガン
訓読み
  • しろい
意味
  • 鳥の羽の芯が強いもの。
  • 高く飛ぶ。
  • 鳥の羽がその体を守るように両わきから助ける。《類義語》⇒翼。
  • 長い羽毛で作った筆。転じて、筆で書いた物。手紙や文章。
  • 白い。また白い馬。駻に当て、気の荒い意ともとれる。
解字
  • 「羽+音符幹(カン)(しんが強い)の略体」
参考
  • 「簡」に書き換えることがある。「書簡」
音読み
  • カン
  • ゲン
訓読み
  • みな
意味
  • みな。みんなあわせて。すべて。《類義語》⇒皆。
  • 周の易の六十四卦(カ)の一つ。
解字
  • 口+戌(ほこをもつ)」で、刃物で強いショックを加えて口を封じることで、あわせて封じこむ意を含む。
  • 転じて、「おしなべて、みな」の意に用いる。
  • 感の原字。
音読み
  • カン
  • ゲン
  • エン
訓読み
  • めぐる
意味
  • めぐる。ぐるぐるとまるく回る。《同義語》⇒還。
  • わ。まるい、わ。リング。《同義語》⇒環。
  • まる。まるい。《同義語》⇒円。
  • 大地をまるくとり巻く空。天空。▽昔は、天がまるく、地が方(四角い)と考えた。
解字
  • 圜の中は「目+音符袁(エン)」から成り、目玉のようにまるいことをあらわす。
  • 圜はそれを音符とし、囗(かこい)を加えた字で、まるい、回るなどの意を含む。
 → 観
音読み
訓読み
  • ふす
意味
  • ふす。うつぶせになる。また、転じて、ふせて寝る。《対語》⇒起。
  • 物を下に置く。横になる。また、ふせったさま。
解字
  • 臣は、下にふせてうつむいた目を描いた象形文字。
  • 臥は「臣(うつぶせる)+人」で、からだをまるくかがめてうつぶせになること。
漢和字典

漢和字典の意味