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山梨中銀金融資料館
山梨県甲府市中央2丁目
グーグルアース座標=N35 39 43.97 E138 34 27.15
地図地図
撮影日:2006/8/14
写真1:資料館入口
概要
  • 1992年(平成4)に山梨中央銀行の創立50周年を記念して、山梨中央銀行研修センターの1階に開設された。
  • 歴史的な貨幣や文献などを展示している。
  • 係の人が説明をしてくれる。
    • 紙幣、一億円分の重さのジュラルミンケース、一億円分の小判の重さが体感できる。
  • びた一文」:
    • 日本は平安時代の末期、貨幣経済が高まるに連れて、国内での貨幣の鋳造が対応できなくなり、中国から貨幣を輸入した。
    • この貨幣を「渡来銭」という。
    • しかし、それでも足りなくなり、勝手に渡来銭を模倣して私的に貨幣が鋳造された。
    • これを「鐚銭(びたせん)と呼び、取引には嫌われた。
      • 現在でも「びた一文まけられない」、「びた一文払えない」などと使われる。
  • 折り紙」:
    • 説明を聞いたが、記憶が薄れてしまったが、小判か何かの証明書を「折り紙」と呼んだと思う。
    • このことから、今でも品質が高いことを「折り紙付きの素晴らしさだ」などと使う。
  • 甲州金
    • 豊富な金山に裏打ちされた、武田氏による甲斐国の通貨制度である甲州金はたいへん優れていたため、江戸時代に入っても幕府の貨幣管理に取り入れられ、また甲州金は甲斐国の内部において使用が認められた。
  • 日本初の預金
    • 山梨中央銀行の前進である第十国立銀行は、日本で初めて預金を行った。
    • 日本最古の預金通帳といわれる現物が展示されている。
  • 江戸時代の貨幣:一両小判を基準にすると
    • 大判(10両)=一両小判=二分金(2枚)=一分金(4枚)=二朱金(8枚)=一朱金(16枚)
    •            =一分銀(4枚)=一朱銀(16枚)
    •            =天保銭(40枚)=四文銭(1000枚)=一文銭(4000枚)
    •            =丁銀・豆板銀(銀60匁)
    • 一両の現在価値の換算は難しいらしく、時代によっても変わり、2千円〜40万円の間位らしい。
  • ヤップ島の石のお金
    • ヤップ島では、かつて石の貨幣が使われていた。
    • 大きなものは直径4m近くもある。
    • ヤップ島では石が採れず、百数十キロ離れたところから危険を冒して舟に積み込んで持ってくるので価値が生まれたらしい。
    • 展示品が本物かどうか未確認だが、現在は島から持ち出し禁止という説明を聞いたので、本物かもしれない。
  • 開館時間:9:00AM-5:00PM
  • 休館日:金土、年末年始
  • 入館無料
撮影可能個別は不可だが、全体としてなら可。
公式HP
山梨中銀金融資料館(山梨中央銀行HPページ)

■記念スタンプ

写真21:建物の入口

写真3:中庭の豪商の復元茶室

写真4:玄関ロビー (360度) >>拡大

写真5:館内

印傳博物館

写真2

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