長野県軽井沢町 |
あさま山荘事件 |
あさまさんそうじけん |
- 1972(昭和47)年2月19日から28日までの10日間にわたって起きたテロ組織「連合赤軍」による日本最長の人質立てこもり事件。
|
- 山中に逃走を続けていた連合赤軍の5人のメンバーが、偶然、河合楽器(株式会社河合楽器製作所)の保養所「浅間山荘」に逃げ込み、管理人の妻(当時31歳)を人質に立てこもった。
- 後に、この逃走中に「総括」と称した仲間内のリンチ殺人事件(20代の男性8人、女性4人を殺害)を起こしていたことも判明する。
- あさま山荘事件と併せて「連合赤軍事件」と呼ばれる。
- 最後は建物解体用の鉄球をぶつけて山荘を破壊、強硬突入し犯人を確保、人質も無事に解放された。
- しかし機動隊員2名、民間人1名が狙撃により死亡した。
|
- テレビ各局は連日長時間生中継し、特に突入時はNHKが約11時間にわたって生中継、平均50.8%の視聴率、民放と合わせた視聴率は89.7%にもなった。
- 凍った弁当しか支給できなかった機動隊員たちに、当時出始めで一般にはあまり知られていなかった日清(日清食品株式会社)の湯気の出たカップヌードルが支給され食べている姿がテレビに映されたことにより、一気に普及することになった、というエピソードが後にテレビ番組などでたびたび取り上げられることがあった。
- 浅間山荘は軽井沢駅の南約5kmほどの当時新興の別荘地レイクタウンにあり、事件後長らく観光地化していたらしい。
- 山荘名は「浅間山荘」であるが、マスコミが当初から「あさま山荘事件」としたため、一般化したという。
- 人質が犯人に優しく接してもらったため、人質と犯人の間に「心の交流」があったと報道されたことにより、解放後に批判にさらされることになったが、実際はそのような犯人からの扱いはなく誤報だったらしい。
|
- 映画化
- 警察側からの視点
- 「突入せよ!あさま山荘事件」:2002(平成14)年公開
- 連合赤軍側からの視点
|
|
関連HP |
YouTube |
2011.02.11 |
|