歌舞伎 かぶき
  • 江戸時代に民衆の娯楽として起こり発達・完成し、現在も上演される日本独特の演劇。
    • 男性だけで演じ、女性役(女形(おやま))も男性。
  • 語源は、常軌を逸脱した行為をするという意味の動詞「傾(かぶ)く」の連用形が名詞化したもの。
  • 漢字表記は当て字だが、「歌」は音楽性、「舞」は舞踊性、「伎」は演技的要素を意味する。
  • 2005(平成17)年、世界無形遺産に登録された。
  • 始祖
    • 1603(慶長8)年に出雲大社(島根県出雲市)巫女と称する出雲阿国(いずものおくに)が男装して京都で演じたのが始まりといわれている。
  • 女歌舞伎
    • 遊女がショーとして見せた。
    • 風紀をみだすとの理由で1629(寛永6)年、幕府によって禁止される。
  • 若衆(わかしゅ)歌舞伎
    • 少年が演じ、脚光を浴びる。
    • 男色(衆道(しゅどう))の売春が横行したため、1652(承応元)年、これも幕府から禁止される。
      • 当時、男色は普通のことだった。
  • 野郎歌舞伎
    • 1653(承応2)年、幕府は成人男子のみで演じることを条件に興行を許可した。
      • このときに女役を演じる男優、女方が生まれる。
        • 女方・女形(おんながた または おやま)
関連
関連HP
歌舞伎美人(松竹)
(旧)歌舞伎座(東京都中央区)

2004/12/13

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