大政奉還
たいせいほうかん
1867(慶応3)年10月14日、江戸幕府最後の15代将軍、徳川慶喜が天皇(朝廷)に政権返上を願い出て、翌日に天皇の許しを得たことをいう。
大政とは国の政治を指す。
江戸時代
を通じて将軍は国の統治権を持ち独裁的に政治を動かしてきたが、討幕運動が進展するなかで幕府は政治の大権を朝廷に返すことで討幕運動の出鼻をくじこうとした。
旧幕府軍と新政府軍の戦いが翌1868(明治元)年1月、鳥羽・伏見の戦により
戊辰戦争
が始まる。
しかし戊辰戦争における旧幕府軍の敗北で、大政奉還のもくろみは崩れることになる。
2010.2.21
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