湿原
しつげん
moor / bog
気温が低く湿った場所にできた草原
多湿のため樹木は生育できない
一般的に湖沼などが土砂で埋まって浅くなったところにミズゴケやアシなどが繁茂してできる
水位が高い場合、枯死した植物が完全に分解されず
泥炭
となって堆積する
地下水位により3種類に分類される
低層湿原
河川の氾濫原や沼沢地にできやすい、地下水位の高い湿原
アシやスゲ類が生育する
高層湿原
泥炭が堆積して地下水位よりも高くなった湿原
雨水のみで生存できるミズゴケ、モウセンゴケ、ツルコケモモなどが生育する
代表的なものに釧路湿原、尾瀬ヶ原などがある
中間湿原
低層と高層の中間的なもので、ヌマガヤやワタスゲが生育する
寒冷多雨の気候の場所にできやすく、世界的には北欧、シベリア、アラスカ、カナダなどに多い
日本では山岳部や北海道の海岸部に見られる
東北地方では谷地
(やち)
、田代
(たしろ)
などと呼ばれる
参考:ニッポニカ
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居谷里湿原
(長野県大町市)
2019/11/2
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唐花見湿原
(長野県大町市)
2019/11/2
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八島ヶ原湿原
(長野県下諏訪町)
2007/8/1
*2020.06.27
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