石炭
せきたん
Coal
植物が堆積
(たいせき)
して地中に埋没し、長期間にわたる自然の作用によって、炭素分の豊富な可燃性の岩石状の物質となったもの。
石油
とともに近代文明を支えてきた主要な化石燃料。
現代では重要な燃料源であると同時に、化学工業における各種の有機化学・高分子化学原料としての利用法が研究・開発されている。
分類
日本では、JIS(日本工業規格)の炭量計算基準によって炭素含有率の高い炭質の順に、
無煙炭
、瀝青炭
(れきせいたん)
、亜瀝青炭、褐炭
(かったん)
に分類する方法がある。
炭素量の多い無煙炭ほど発熱量が大きい。
このほか、褐炭になる以前の
亜炭
、寒冷地の植物が湿地帯で堆積してできる
泥炭
(草炭、ピート)、藻から生成する燭炭
(しょくたん)
、地中マグマによる急速な熱分解でできた煽石
(せんせき)
(天然コークス)などがある。
参考:エンカルタ2007
関連HP
JCOAL
財団法人
石炭エネルギーセンター
田川市石炭・歴史博物館
(福岡県)
■
地球の宝石箱
(長野県塩尻市)
2011/5/18
2011.09.01
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