赤痢 せきり
Dysentery
  • 口から入った病原体によっておこる大腸の急性感染症。
  • 種類
    • アメーバ赤痢
      • 赤痢アメーバという原虫によるもので、熱帯の特に衛生状態のよくない地方に多い。
      • 口から入って、大腸の壁をとかして潰瘍をつくる。
    • 細菌性赤痢
      • 赤痢菌によって起こるもので、世界のどこでも発生するが、熱帯の衛生状態のよくない地方で特に流行しやすい。
      • 赤痢菌は1897(明治30)年に志賀潔(1870(明治3)年-1957(昭和32)年)によって発見された。
        • 細菌性赤痢の学名ははシゲラと名づけられた。
      • 日本では、奈良時代にすでに赤痢について書かれた文がある。
        • 明治時代以降も何度も流行があったが、第2次世界大戦以降、患者の発生は急激に減った。
        • 現在、日本で発生する赤痢は、半数以上が海外に行った人の輸入感染。
関連HP
国立感染症研究所 感染症情報センター
2009.6.29

My Dictionary