- インド更紗、ジャワ更紗などが親しまれている。
- 語源はポルトガル語のsarassa、またはインドの地名スーラトとされる。
- 佐良佐、皿紗、紗羅紗とも書く。
- 歴史
- 日本には室町時代末期にポルトガル人によって伝えられ、古渡(こわたり)更紗として、裕福な町人たちに愛好された。
- 異国風の模様が好まれて、やがて鍋島更紗、天草更紗といった和更紗も作られた。
- ヨーロッパへは17世紀(日本−江戸時代前期)にインドからもたらされ、チンツとよばれて18世紀(日本−江戸時代中期)には女性の夏のドレスや室内装飾用の布に採り入れられた。
- フランスではアンディエンヌ(インドの布の意)と呼ばれて、18世紀に流行し、ヨーロッパの捺染技術の発展を促した。
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