- ヨーロッパ・アルプスなどの氷雪を伴った岩峰の登攀(とうはん)には不可欠で、アルプス登山において発達した。
- ハーケン、ハンマー、カラビナ、ザイル(ロープ)などの用具を使用する。
- 日本では、1921(大正10)年に槇有恒(まきありつね)がアイガー東山稜(スイス)の初登攀を行い、帰国後、技術を紹介した。
- 1924(大正13)年、藤木九三(くぞう)がRCC(ロック・クライミング・クラブ)を創設し、六甲山(ろっこうさん)(兵庫県神戸市)の岩場をゲレンデとして、岩登りが著しく発達した。
- 第二次世界大戦後に用具が著しく発達し、昔は登攀不可能と思われていた、せり出したオーバーハングの岩壁も克服されるようになった。
- 一方、岩壁に多くの人工的な用具を打ち込んで登るのは、登山の本質に背くのではないかという意見もあり、なにも用具を用いずに登ることを重視する運動も起きている。
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