欄間
らんま
日本建築の側壁あるいは内部の間仕切りの上に、格子、透彫
(すかしぼり)
の彫刻などをはめ込んだもの。
採光と通風のための装置で、装飾的な要素の強い部分。
平安時代から用いられた。
仏堂では格子欄間、菱
(ひし)
格子欄間などがあり、禅宗様建築特有のものに弓欄間がある。
住宅内部に用いられたものに筬
(おさ)
欄間、竹の節欄間、板欄間、障子欄間、彫刻欄間などがある。
これらは隣接した2つの部屋の上部を閉鎖しない場合に多く用いられた。
桃山〜江戸時代には、とくに仏教建築に立体的な彫刻欄間が用いられ、デザイン上の見どころの一つともなった。
参考:エンカルタ2007
2012.01.28
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