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螺鈿
らでん
漆工芸や木工芸の技法。
ヤコウガイ、アワビなどの貝殻を削って板状にして、模様の形に切って漆や木の面にはめ込む技術。
中国で生まれた技術。
奈良時代に日本に伝えられた。
中国・唐の時代には精巧な技術が発達したが、中国には現物は残っておらず、わずかに日本の「正倉院」に伝えられただけである。
中国で螺鈿の技術は「宋」の時代に衰退し、逆に日本から特産品として送られた。
また、「元」、「明」の時代に盛んになった。
2008.5.25