- QC活動(quality control activities)
- 品質管理の手法を用いて具体的な業務課題の解決に取り組み、その品質の適正保持・効率化・改善などの対策を考え、実践する活動。
- 一般的にQCサークルと呼ばれる従業員による小集団による活動を指すことが多い。
- 職場で品質に関わる問題を一つ取り上げてテーマとし、そのテーマを解決すべくQCの手法を用いてQCサークル自身が解決してゆく。
- QC七つ道具
- QC活動を進めていくための技法の一つで、現象を数値的・定量的に分析するための技法。
- 目で見て理解する可視化によって、誰にでもすぐに問題点がわかったり説明を容易にすることを目的とする。
- 種類
- グラフ
- 複数のものの数量関係を目で見てわかりやすく、全体の状況を早く正しく知るための図。
- 主な種類
- 折れ線グラフ
- 棒グラフ
- 円グラフ
- 帯グラフ
- レーダーチャート
- 管理図
- 時間別などの規則に従ってデータを集計して折れ線グラフを作成し、データの点の位置や分布から、工程が安定状態にあるかを知るための図。
- チェックシート
- 工程の観察結果を用紙にチェックすることで、データの収集や点検ができるもの。
- パレート図(Pareto diagram)
- 不良品の内容などを項目に分けて調査した結果を、同一図上に、大きさの順に並べた棒グラフと、累積率の折れ線グラフを記載することによって、「重要な要因」を知るための図。
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- *パレート:イタリアの経済・社会学者(1848(日本-江戸時代後期)-1923(大正12)年)
- 特性要因図 (cause and effect diagram)
- ある不良項目に対して、その原因は何かを次々に書き出していく図。
- 図の形が似ていることから「魚の骨」と形容される。
- 散布図
- 「身長」と「体重」など2つのデータの交点に点を打つ(プロット)することにより、2つの間に関係があるか(相関)どうかを知るための図。
- 層別
- 他のQC道具と違って、これは考え方で、集めたデータに特徴的な結果が得られなかったとき、データを機械、環境、作業者、時刻、方法などに分けて比較することによって、特徴を発見しやすくするというもの。
- 新QC七つ道具
- 問題をより深く探るためのもので、QC七つ道具が量関係を調べる定量的な現象分析を狙うのに対し、新QC七つ道具はその性質を調べる定性的な分析を狙う。
- 種類
- 連関図法
- 親和図法
- 系統図法
- アローダイアグラム法
- マトリックス図法
- マトリックスデータ解析法
- PDPC法
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