- レンゲまたはゲンゲともいう。
- 中国原産の帰化植物で、田畑や道端、土手などに野生化している。
- 茎は根もとから枝分かれして地表をはう。
- 花柄は10〜20cmで直立し、その先に紅紫色の蝶形花をつける。
- 一つの花のようにみえるが、7〜10個の蝶形花が集まったもの。
- 花期は4〜6月。
- 花の形が蓮の花に似ていることから蓮華草の名がついた。
- レンゲソウは根に根粒バクテリアがつき、空気中の窒素を固定することができる。
- かつては水田の緑肥として土地改良をするために、盛んに栽培されたが、近年は化学肥料の登場や、農業政策の変更で、春の田をレンゲソウがじゅうたんのように染める光景はあまり見られなくなった。
- しかし、一面に咲く花には人気があり、庭や公園によく植えられている。
- デンプンやタンパク質を含むので、牧草に利用される。
- 良質の蜂蜜が得られるので、養蜂業者は九州南部から北海道までレンゲソウを追って長い旅をする。
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