- マレー半島またはカリマンタン島原産といわれ、古くから東南アジアで、果物として栽培されている。
- ドリアンの名は、マレー語のduri(棘)を起源とするduryonから付けられた。
- 通常、高さ24〜30mに生長するが、45mに達したものもある。
- 果実
- 人間の頭くらいの大きさで球形または卵形、重さ2.8〜3.5kgになる。
- 皮は厚く、色は緑色または黄色、表面は堅くて鋭い棘に覆われている。
- 内部が5室に分かれ、各室に1〜6個の種子と種子を包むクリーム状の仮種皮(かしゅひ)がある。
- 約3〜4カ月で成熟し、成熟すると黄緑色になり、木から落ちる。
- 落ちてきた果実に人や動物が当たって死ぬこともある。
- 食用とされる仮種子は、「下水道を通ってきたカスタードプリン」などと例えられているような強い臭いを発するが、極めて美味である。
- 東南アジアのホテルでは、悪臭防止のため、部屋で客がドリアンを食べることを禁止しているところもある。
- ゾウやトラなどの野生動物もこの成熟した果実の臭いを好むという。
- ふつうは生のまま食べるが、ジャムやアイスクリーム、菓子などにも加工される。
- ドリアンを食べた後ではアルコール飲料を飲んではいけないともいわれている。
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