- 1899(明治32)年-1989(平成元)年
- ペンネームは本名の高見沢(たかみざわ)に当て字をしたもの。
- 1931(昭和6)年から「少年倶楽部」に「のらくろ二等卒」に始まる「のらくろ」シリーズの連載がスタートする。
- 身寄りのない野良犬(のらいぬ)が、軍隊で失敗を重ねながらも奇想天外な活躍によって昇進していくストーリーは、島田啓三の「冒険ダン吉」と並んで当時の少年たちに圧倒的な人気を得た。
- 箱入りの立派な単行本も10冊を数え、これもよく読まれたが、軍部の圧力によって主人公が少佐にあがる1941(昭和16)に「少年倶楽部」の連載を終えた。
- 戦後、「のらくろ」の執筆権を、弟子の山根赤鬼、青鬼の兄弟、永田竹丸に受け継いだ。
- 弟子に「サザエさん」の長谷川町子、「あんみつ姫」の倉金章介、「寺島町奇譚(てらじまちょうきたん)」の滝田ゆうなどがいる。
- 義兄に評論家の小林秀雄がいる。
- 大量の江戸木版戯画のコレクションが町田市立博物館(東京都町田市)に寄贈されている。
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