大岡昇平
おおおか しょうへい
昭和時代の小説家・評論家
1909(明治42)年〜1988(昭和63)年
太平洋戦争でフィリピンに出征し、1945(昭和20)年、アメリカ軍の捕虜となって敗戦を迎える。
捕虜体験を冷静詳細に記した「俘虜記
(ふりょき)
」で文壇にデビュー。
1950(昭和25)年、復員した青年と人妻との恋愛を戦後の世相を背景に描いた「
武蔵野夫人
」を発表。
1952(昭和27)年、「野火」で人肉食をとりあげて戦場の極限状況を描く。
1971(昭和46)年、戦争体験と膨大な資料のもとに、歴史の中の個人の倫理を追求した長編記録小説「レイテ戦記」を発表。
■裏に大岡昇平の『武蔵野夫人』の舞台となった森が残されている
はけの森美術館
(東京都小金井市)
2009/9/10
2010.2.6
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